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ヴィルヘルム2世
1859 - 1941
皇帝、プロイセン王 / ドイツ
エピソード 1調査中。
引用ドイツの皇帝ウィルヘルム二世は凡庸な資質のもちぬしであったが、しかし虚栄心がつよく、
さらには芝居っ気が多く、国家的演技をすることがむしょうに好きであった。
名宰相といわれたビスマルクの退陣後、カイゼルは自分の意見や機嫌をそこなうことのない首相をえらび、
さらにはかれを輔佐する他の文官も武官も自分で選んだ。
議会が存在するとはいえ、ドイツの政体は皇帝の専制をゆるしているという点で、英国やフランスにくらべておそろしく田舎臭かった。
ただロシア皇帝のような無制限の専制はもっていなかったが、それだけにカイゼルはロシアにはない議会という国内勢力に対して
さまざまな機略をもちい、操縦し、みずからの帝権をすこしでも誇示しようとする権謀家的性格をみずからつくりあげた。
その権謀家的性格は外交に対しても露骨にあらわれ、つねに他国をあっといわせ、ときには手玉にとり、
ときには無用なほどのまやかしをやってのけたいという欲求をどうにも抑えきれない政治家に自分を仕立てあげた。
司馬遼太郎 「坂の上の雲(7)」
P.208この本を入手
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
「ヴィルヘルム2世」は「ウィルヘルム2世」「ウイルヘルム2世」「ヴィルヘルム二世」「ウィルヘルム二世」「ウィルヘルム二世」とも表記されることがあります。 http://www.c20.jp/
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