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松岡 洋右
1880 - 1946
[ まつおか・ようすけ ]
外相、満鉄総裁、国際連盟特別総会首席代表、A級戦犯
エピソード 1調査中。
語録
今回突然の挙は予め企まれたる小官逐出しのクーデターなりと言う事明瞭となれり。
実に情けなし。しかもそれは驚くべき迷なり。
引用松岡は、アメリカのオレゴン大学卒、吉田より二年早く、外交官試験を通って、外務省に入っている。
その英語の卓抜さは、有名であった。
「英語で喧嘩できるのは松岡ぐらい」という人さえいた。
といっても東大卒が主流をなす外務省では、松岡は傍流でしかなかった。
志を得ないまま退官したのち、満鉄の副総裁を務めた。
ただしその主張は、軍部と同じ満州独立論であった。
戸川猪佐武 「小説 吉田茂」
P.55この本を入手
引用一九四五年、つまり日本が戦争に負けてのちのある日、松岡のもとに出入りしていた新聞記者が、
「アメリカ人とは、どういう人間か」
と質問した。
これから日本へ進駐してくるアメリカ人について、正しい認識をもっているものが、ほとんどいなかったのである。
松岡は、結核で寝こんでいたが、この質問をうけると、ちょっと考えてから、次のようにいった。
「野中に一本道があるとする。人一人、やっと通れる細い道だ。
きみがこっちから歩いて行くと、アメリカ人が向こうから歩いてくる。
野原のまんなかで、きみたちは鉢合わせだ。こっちも退かない。むこうも退かない。
そうやってしばらく、互いに睨みあっているうちに、しびれを切らしたアメリカ人は、
げんこをかためてポカンときみの横っつらをなぐってくるよ。
さあ、そのとき、ハッと思って頭を下げて横に退いて相手を通してみたまえ。
この次からは、そんな道で行き会えば、彼は必ずものもいわずになぐってくる。
それが一番効果的な解決手段だと思うわけだ。
しかし、その一回目に、きみがへこたれないで、何くそッと相手をなぐりかえしてやるのだ。
するとアメリカ人はびっくりしてきみを見なおすんだ。
おやおや、こいつは、ちょっといけるヤツだ、というわけだな。
そしてそれからは無二の親友になれるチャンスがでてくる」
三好徹 「夕陽と怒濤」
P.51この本を入手
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
「松岡洋祐」「松岡洋佑」「松岡洋介」は表記に誤りがあります。 http://www.c20.jp/
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