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松岡洋右、国際連盟総会で「十字架演説」
1932/12/08
~ あああ ~
あああ
taro's トーク
ああああああ
引用「人類はかつて二千年前、ナザレのイエスを十字架にかけた。しかも、今日、どうであるか。
諸君は、いわゆる世界の世論なるものが誤っていない、と保証できようか。
われわれ日本人は、現に試練に遭遇しつつあるのを覚悟している。
ヨーロッパやアメリカのある人びとは、いま二十世紀における日本を十字架にかけんと欲しているのではないか。
諸君!
日本はまさに十字架にかけられんとしているのだ。
しかし、われわれは信ずる。固く固く信ずる。わずか数年ならずして、世界の世論は変わるであろう。
しかして、ナザレのイエスがついに世界に理解されたごとくに、われわれもまた世界によって理解されるであろう、と」
松岡の英語を存分に駆使した演説は、一時間半に及んだ。
彼が、サンキューといって演壇から下りたとき、会議場をゆるがすような拍手がいっせいにわき起こった。
イギリスの陸相でやはり代表となっているヘールシャムは、松岡の肩に抱きついていった。
「すばらしかった。三十年間も外交生活をしているが、こんな演説は初めてだ」
じじつ、松岡の雄弁は、総会の空気に微妙な一石を投じた。
日本に対して、同情的な空気がいくぶんか生じてきた。
四国決議案をそのまま表決に付するのは、好ましくないという意見がふえてきた。
イギリスやフランスにとっては、これは歓迎できる兆候である。
日本にとっても、表決はさけた方がいい。
そこで妥協案が生まれた。
三好徹 「夕陽と怒濤」
P.181この本を入手
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
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