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石井 菊次郎
1866 - 1945
[ いしい・きくじろう ]
外相、外務次官、駐仏大使、駐米大使、国際連盟理事、ジュネーブ軍縮会議全権
エピソード 1アメリカ・ポーツマスでの日露講和会議が、
賠償金支払いと樺太割譲の問題で暗礁に乗り上げると、日本政府は無賠償、不割譲やむなしと決定した。
この日の夜、外務省通商局長だった石井は、駐日イギリス大使から電話で呼び出された。
なんだよ、こんな夜遅くに、と不機嫌に大使館に向かった彼の態度は、外務省にもどってきたときには一変していた。
「南半分は助かるぞ」と彼は興奮気味に言った。
「助かる」という表現が、図らずもこのときの石井の気持ち、そして要人たちの気持ちを物語っている。
石井はさっそく元老や閣僚たちをたたき起こしにかかった。
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
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