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アレクセイ・ニコラエビッチ・クロパトキン
1848 - 1925
陸相、満州軍総司令官、トルキスタン総督、中学校教師、陸軍大将 / ロシア
エピソード 1
クロパトキンは日露戦争の前年(!)、陸軍大臣として来日している。極東視察の一環という名目だ。
日本側は、儀礼的な笑顔の奥で相当に身構えながらこれを迎えたわけだが、ご当人はかなり物見遊山だったようで、
みやげ物をごっそり買い込んでいる。
東京で純銀製花瓶、置物、指輪、かんざし、腕輪、財布、煙草入れなど六十余点三千五百余円、
京都で象牙細工三百余円、ビロード額地、絹織物四百余円、扇子数百本といった具合だ。
彼はのち、ロシア陸軍の総大将として、日本軍に勝利をごっそりプレゼントしてくれる。
実に気前のいい人物ではあるようだ。
引用極度に決断がたりなかったのは、満州軍司令官のア・エヌ・クロパトキン将軍であった。
エム・デ・スコベレフ将軍は、―一八七七-一八七八年の露土戦争当時、
クロパトキンは参謀長として勤務していた、―クロパトキンにこう忠告したのである。
「君は二流の役割が適していることを、おぼえておきたまえ。
いつか主役を引き受けることなど、やめたまえ。君には決断力と堅固な意志が欠けている、
・・・・・・どんなすばらしい計画もたてられないし、それを最後まで、けっしてやりぬけはしない。」
ロストーノフ 「ソ連から見た日露戦争」
P.76
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
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