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陸軍パンフレット「国防の本義と其強化の提唱」発行
1934/10/01
~ あああ ~
あああ
taro's トーク
ああああああ
引用省部の中堅幕僚層が目指したのは、言うまでもなく、総力戦を戦うための国家システム、
いわゆる総動員体制の構築である。
その概略は、一九三四(昭和九)年十月、陸軍省新聞班が公刊したパンフレット「国防の本義と其強化の提唱」に、
簡潔に描かれている。
このパンフレットは「たたかいは創造の父、文化の母」という戦争賛美の文言で悪名が高いが、
その中心部分は次のような箇所である。
須らく国家の全機構を、国際競争の見地より再検討し、財政に経済に、外交に政略に、
将た国民教化に根本的の建て直しを断行し、皇国の有する偉大なる精神的、物質的潜勢を国防目的の為め組織統制して、
之を一元的に運営し、最大限の現勢たらしむ。
これが陸軍の言う「広義国防」であり、「高度国防国家」の在り方であった。
戸部良一 「日本の近代(9)」
P.280この本を入手
引用十月一日には、軍部では陸軍省新聞班が、「国防の本義とその強化の提唱」というパンフレットを配布していた。
「戦いは創造の父母」、「国家の逐進、原動力は軍部である」とその冒頭に謳いあげていたように、
ことごとく軍部中心、戦争謳歌の精神で貫かれていた。こと外交については、
「現下の非常時局は、協調外交工作のみにおいて解消せしめるがごとき、
派生的な事態ではなく・・・・・・運命的に実現した世界的非常時であり、満州事変と連盟脱退とを契機として、
皇国に向かって与えられた光栄ある試煉の非常時である」と論じていた。
これが問題になったために、林銑十郎陸相は、「正式に決定した主張ではない」と否定したものの、
その否定はあくまで形式上のものであることは明らかであった。
戸川猪佐武 「小説 吉田茂」
P.77この本を入手
引用「国防」を中枢にすえて、
この強化のために全国民のあらゆる活力を国家的統制の下に動員していかねばならぬというのが、
このパンフレットの趣旨であり、陸軍の「復古-革新」派の宣言であった。
このパンフレット作成の中心になったのは 【中略】 池田純久少佐
(軍務局軍事課員で政策班長)と清水盛明少佐(新聞班員)であったらしい。
池田によるとこのほか満井佐吉中佐(新聞班員)も参加し、
「永田軍務局長の点検と承認を受け、陸軍省各局の同意を求め最後に陸軍大臣林銑十郎大将の決裁を受けた」という。
伊藤隆 「近衛新体制」
P.54この本を入手
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
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