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ヘス事件
1941/05/10
~ あああ ~
あああ
taro's トーク
ああああああ
引用副総統ヘスは、【中略】 近所に住む副官K・ピンチ大尉に電話した。
「お早う、大尉。良い天気だ。きょう決行するつもりだ。気象情報を用意して・・・・・・そう、午後二時に来てもらいたい。
離陸は午後六時にしよう」
「わかりました。閣下」
電話線の彼方で簡潔な大尉の返事がひびき、会話はそれだけで終わった。
決行―とは、副総統ヘスが英独和平工作のために自身で英国に飛行する計画の実施である。
副総統ヘスの「独断」であり、その意味では違法行為でもある。
だが、副官ピンチ大尉は、あっさりと副総統ヘスの指示に承服した。
【中略】 副官ピンチ大尉はすでに計画を承知し、それが「ヒトラーの意を体して」のものであると理解していたからである。
引用かつて一月の飛行失敗のあと、副官ピンチ大尉に英国行計画をうちあけたとき、副総統ヘスは、
次のように公爵ハミルトンとの対面の情景を想像してみせていた。
「いいかね、大尉、公爵の居城を私が訪ねる。
取次ぎの執事にハウスホーファの名刺をわたす。
名刺を見た公爵は、むろん、友人のハウスホーファが手紙で通告したとおりに会いに来たと思うだろう。
そして、公爵はどうするか? それは公爵の自由だが、
かりに警察か軍にひき渡そうと考えたにしても、とにかく私をなかに入れるだろう。
ところが、公爵の前に立ったのは、ハウスホーファではない。私だ。副総統ヘスだ!
そのあと、なにが起こるかは推察できない。
が、最悪の場合でも、私は彼に来訪の目的を語り、然るべき政府代表と国王との会見を申し入れることができるにちがいない・・・・・・」
どうだ、大尉、それだけでもすばらしいじゃないか―と、
副総統ヘスは、うっとりと視線を宙にすえて語ったものである。
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
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