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元二等主計、田中総裁(政友会)を機密費横領で告発
1926/03/05
~ あああ ~
あああ
taro's トーク
ああああああ
引用小山は三瓶の宅を訪問したり、旅館に誘い出したりして、しきりと告訴状の執筆をすすめた。
「なに、大体のことを君が話してくれれば、こちらで告訴状の草案を作る。
どうか国家のために長州軍閥の腐敗を抉り出して軍部の佞輩を葬ってくれ」
とすすめ、熱情をもってこれを説いた。
小山の背後に町田経宇が控えていたことは言うまでもない。
軍部の大物であり、陸軍大将でもある田中を曾ての部下が告訴するのだから大変だ。
しかも、田中はいま政友会総裁としておさまっている。
この告訴状の提起によって三瓶が己の身辺に危険を感じたのは当然だった。
彼はなかなか小山の説得に応じなかったが、
「国家のためにぜひ頼む」
といわれ、
「君の身辺の護衛は、この小山が引受けた。
絶対に憲兵隊や政友会の回し者には一指もふれさせない。
与党の憲政会も、正義の軍人団体も全力をあげて君を応援している」
とまで説きつづけた。
こうして出来たのが、
「告発人三瓶俊治。被告発人田中義一。被告発人山梨半造。告発の事項。
―右告発人が大正九年八月第一師団経理部より陸軍省官房主計に補せられ、
大正十一年九月同省付を免ぜられるまでの間に、陸軍大将男爵田中義一を首謀として陸軍内に左記の事実の行われたるを認め、
その内容を列記し、刑事訴訟法第二百六十九条によりここに告発に及ぶ次第に候」
に始まる告発状であった。
※ 「クリック20世紀」では、引用部分を除いて、固有名詞などの表記を極力統一するよう努めています。
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